更年期と向き合う

動ける身体になる

ホットフラッシュはじまる

夜中に「暑いっ!」と汗が出て、目が覚める。
仕事で忙しくなってくると、汗がでる。
料理してると、汗が出る。
エアコンが聞いてるのに、汗が出る。
ホットフラッシュが始まった49才の夏。

肩の故障

47才のとき。ヨガの最中。若者に負けじと無理な体制をとった瞬間、肩が壊れた。
痛いから、動かさないでいたら、
もっと動かなくなってしまった。
ブラのホックが止めらなくなり、悲しくて病院にかかった。
MRIを撮ったら、肩断裂はしていなかった。リハビリがはじまる。完治は最低でも1年。
体がやばいよ49才の夏。

怪我をして知る自分の体

2024年GW明けから、リハビリに週1通う。
そこで見聞きする体の話に興味が湧く。
わきの下の鍵盤の付け根。わたしが触ったことのな部位に触れてくる先生。
「先生に今押されたらとっても痛いのですが、いつもは痛くありません。なぜですか?」
と聞いてみる。
「そういう場所いっぱいあります。でも使っているんですよ。この痛みが取れないと手は上がりません。」
と言われる。
私の体なのに、私はわかっていない。
おもしろい。
心の中で、先生をエスパーと呼ぶことにした。

さすが、エスパー石井(先生)

リハビリに通う。

なぜだ?なぜ石井先生は、私の体のことがわかるのだろう。
この体操して、来週来てください。と言われる。
だから、やっていく。
よくなっていく。
このターンの繰り返し。
エスパーよ流石だな。
いつか、良くなりそうだと実感する。いつか…
理学療法士のエスバーよ。

あなたは何学を学んだの?カリキュラムを検索してみた。
解剖学、老人学、病理学、人間発達学、運動学。
知らない学問がいっぱいでてきた。
面白いな。世の中知らないことが多いな。老人学と運動学をたまに、コソコソ見ようと思った。

わたしはスパルタらしい

わたしは両手を真上に上げてる。なのに右手は途中で止まってしまう。
「何とまってるの?わたしは真上に上げて!と脳で命令してるのに。」
と先生の前で口が滑った。
「スパルタはよくないですよ。優しくね。」
と諭される。そして、

「ココが固いから、無理ですよ。」
といいながら、また鍵盤の付け根を、押される。
「痛いです。なんでわかるのですか?わたしは、わからないのに…エスパーですか?」
先生は笑った。
私の体は、どうなってしまったのだ。言うことを聞いてくれよ。

先生はエスパーで、私はスパルタ。少し似てる。

50才の体は、メンテがいる

頑張れば怪我をする。
焦れば治りが悪い。
予期せぬ更年期。
仕事も忙しく。
子供たちの進学、進路が目まぐるしく変化していく。
もうすぐ50才。この体であと40年は生き抜く。
いけるのか?
いかねばならないのか。
メンテナンスが必要だ。

女の体はおもしろい

閉経に向かう前後5年が、更年期。つまりは、10年の耐久戦。
4年前、胃痛、湿疹、発熱、下痢、色々なことが一気に、突然やってきた。
自律神経が乱れてるらしいから、ホットヨガを始めた。4年たち怪我をした。
現在、生理が来ないで2か月を過ぎた。とうとう止まるのか?
同時に、ホットフラッシュもやってきた。
止まれば折り返し地点となる。
前半戦が終わったということになる。
それは喜ばしいことだ。

閉経は1年生理が来ないことを持って、成立するらしい。

わたしよ!後半戦に入るのか?

一生懸命聞いても、体は教えてくれない。

友人に、半年後に来られると、ムカつくよ。またカウントし直したよ。とおどされてビビっている。
泣かされてきた生理の苦痛。これとの決別に、控えめだが心躍る。楽になれる。
おもしろいな女の体は。

運動も変えていく

ラバのホットヨガを2000年8月にはじめ、4年やった。
そしてヨガが楽しめない、肩になった。
4年やったのに!と残念。
だが、ここは潮時というやつか。

ルネッサンスに転向した。
ズンバ、筋トレ、水泳。新しい運動生活が楽しみだ。
柔軟な心こそが、今必要だ。
更年期に、心までやられたくない!あらがってこう。